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私の恋人、佐伯克哉は、自覚がないからいつも同じ手に引っ掛かってくれる、可愛い恋人だ。
私の趣味がワインを営むことだと知ったときの、あの彼の嬉しそうな顔ときたら...。
必死にパソコンに向かって、何をしているのかと思えば、ワインのことを調べていたのだから、もう可愛いとしか言えない。
「どうしたんだ?」
私の声は、少し上ずっていたように思える。
問いかけたときの克哉の顔が、真っ赤で...。
「えっと...、ワインについて、ちょっと調べていたんです」
恥ずかしそうに言う彼に「何故だ」と、問いかけてやると、素直に「御堂さんが好きだから、気になって」と答えた。
それからは、克哉はパソコンには向かっていない。
私という先生がいるからな。
「赤ワインは常温で、というのが基本だがな、少し冷やした方が美味いのもあるんだ」
「へぇ...(笑)」
私の堅い話を克哉は、にこにこと聞いている。
こんな話をまさか克哉にできるとは思っていなかった。
「こっちのボジョレー・ヌーボーは、何ですか?」
「それは、ワインが好きになってからの方が、楽しめるものだ。だが、君はすぐにあけそうだな」
克哉がよく分からないという表情をする。
「つまり、ワインの味がちゃんと分かる君なら、あと少し舌が馴染めば私と一緒に飲めるということだ(笑)」
そう言うと、克哉は嬉しそうな顔をして「楽しみです」と笑いながらラベルを見る。
その間に、私は空になったグラスに克哉に内緒で、少し強めのワインを注ぐ。
そのグラスを何事もないように克哉に渡し、話をしながらまた空になったグラスにワインを注いでいく。
彼は気づかない。
徐々に酔いが回ってきた克哉の頬は、紅色に染まっている。
酔っていることに自覚が全くない彼は、私が差し出したグラスを何の疑いもなく飲みほしていく。 これは、最近の私の楽しみの一つでもある。
酔った克哉は、最高に色気があって私の理性を犯しつくし、最高の夜に染め上げてくれる。
何度やっても彼は気づかない。 そして、酔った彼は淫らでさらに感じやすく、甘い吐息を吐き出しながら私にしがみついて悶え、噛みついて我を忘れる。
その時に克哉の見せる顔は、思い返すだけでも、身体にぞくぞくしたものが走り抜ける。
(早く、酔ってしまえ(笑))
「?...どうしたんですか?」
だがこれは、彼には内緒だ。
「いいや、何でもない...(笑)」
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自分なりにはがんばっていますので、どうか応援してください。
...それと、何かノマ克哉でリクエスト等があれば、
精神誠意(ボールペン以外で)描きますので、
「こんなのが見たい」
「これがこのブログには足りない」
「というか、R-18描けよ」
等、ありましたら、コメント欄にお願いします。
...あ、もちろんボールペンの方がお好みでしたら、
そっちで描きますのでよろしくお願いしますwww