[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今週は、取引先との交渉が忙しく、なかなか克哉と一緒にいる時間がとれなかった。
克哉に何度か電話をしたが、あまり長く話せなかったり、克哉が電話にでなかったりした。
そして、やっと今日取引先との契約が済み、明日の日曜日は休みになった。
だが、今時計を見るともう十二時をこえている。
私は急いで、取引先から直行でマンションに帰った。
家に着いたのは、あれから二時間ほど経ってから。
でも、部屋の明かりはついていた。
「...ただいま」
そう言いながら入ったが、やはり返事はない。
部屋の奥に進むと、リビングの明かりは消えているものの、寝室の明かりはついていた。
そっとドアを開けると、そこにはベッドの縁で、シーツを掴みながら眠っている恋人がいた。
その体勢は確実に座っていて、ベッドに上がるか上がらないかのところで、眠っている。
「まったく...、君は(笑)」
どうやら私の帰りを待っていてくれたようだが、睡魔に勝てなかったらしい。
中途半端な体勢なのは、ベッドからずり落ちたわけではなく、必死で眠ることを拒んでいたとしか思えない。
きっと、寝ようと割りきれなかったが、身体が勝手に動いて、それでも寝ようとはできなかった、といったところか...。
私は克哉を起こさないように、そっと抱き上げて、きちんとベッドに寝かせ、シーツをかけた。
(私も、早く寝よう...)
部屋の明かりを暗くして、私はシャワーを浴びに、風呂場へと向かった。
家に帰ってきてから、わずか三十分で、就寝できる格好になるとは、思わなかった。
克哉の眠っているベッドに腰かけて、癖のない克哉の髪をそっと撫でる。
ふわふわとしていて、まるで猫を触っているようだ。
克哉が小さく「ぅ~」とないて顔をしかめた。
(本当に猫のようだ(笑))
私も睡魔に勝てなくなり、克哉のとなりに寝転ぶ。
「おやすみ、克哉...」
そう言って頬にキスを落す。
「ぅ~...」
どうやら本当に疲れているようで、克哉が顔をまたしかめた。
それでも、今回は、
「ん...~。みどぉ、さん?」
起こしてしまったようだ。
「...すまない。起こしてしまったな」
克哉の顔はとろんとしていて、まだ状況が飲み込めていないようで、目をぱちぱちとしている。
「まだ眠っていても大丈夫だ」
それだけ言って、乱れたシーツを克哉に被せた。
「たかのり...、しゃん」
「!!」
(今、しゃんって...)
寝ぼけているようだし、ろれつがまわらないのは分かる。
だが、これは...。
(反則、だろう...)
可愛くて、もうどうしようもない気持ちを抑えていると、克哉が私の腕をくいくいと引っ張った。
「...どうした?」
「たかのりしゃん、ぎゅ、して」 この可愛すぎる克哉は、どこまで私を翻弄する気だろうか?
「ぎゅって、何だ...?」
「ん~、ぎゅっ、して?」
「ちゃ...、ちゃんと言葉で...」
克哉の頬が、むすっと膨らむ。
「だっこ、たかのりしゃん」
(何だこの可愛い生物!?)
もう身体が勝手に動いているようなものだった。
寝ぼけている克哉を抱き寄せて「これでいいのか」と、聞いてみる。
「ん(笑)」
(もうどうにでもなれ!!)
克哉がすりすりと頬擦りして甘えてくる姿を目に焼き付けて、私は克哉を抱き込みながら、静かに眠った。
身体が熱くて、なかなか眠れなかったが...。
「おやすみ...、克哉(笑)」
「お、しゅみなさい...。たかのりしゃん(笑)」
いや、眠ると言うよりは、気絶したと言った方が、正しいかもしれない...。
私の家の克哉はこんな感じです。
御堂さんは、克哉に翻弄さっれぱなしだといいなぁと思いますwww
03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
自分なりにはがんばっていますので、どうか応援してください。
...それと、何かノマ克哉でリクエスト等があれば、
精神誠意(ボールペン以外で)描きますので、
「こんなのが見たい」
「これがこのブログには足りない」
「というか、R-18描けよ」
等、ありましたら、コメント欄にお願いします。
...あ、もちろんボールペンの方がお好みでしたら、
そっちで描きますのでよろしくお願いしますwww